利息の天引き-金利の知識-

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利息の天引き<金利の基礎知識>

目次

利息の天引きとは?

みなし弁済規定と利息の天引き

利息の天引きに含まれる費用と含まれない費用

支払利息が妥当か再チェックしてみよう

利息の天引きとは?

お金を貸し出すときにあらかじめ利息分を差し引いて、その残金を借主に渡すことを
「利息の天引き」といいます。

利息の天引きは、利息制限法の制限利息内であれば有効とされ、範囲を超えると問題になります。

■利息制限法二条
天引き額が債務者の受領額を元本として前条一項(制限利率)に規定する利率によって計算した金額を超えるときは、その超過部分は元本の支払いに充てたものとみなす。

みなし弁済規定と利息の天引き

貸金業者から借り入れした場合、貸金業規制法四三条の
「みなし弁済規定」 が適用になる場合があります。

借主が利息として任意に支払った場合には、契約書や領収書の交付などを条件として、
利息制限法の制限利率を超える利息を受け取ってよいという定めをしています。

利息制限法二条を読み直してみると矛盾しているように思えますが、
みなし弁済規定が利息の天引きにも適用になるかどうかが問題になります。

判例では、貸金業規制法四三条のみなし弁済規定は利息天引の場合は適用がないと判断しています。つまり、「借主が利息の天引きを承諾した場合でも、借主が任意に支払ったとはいえない」と解釈されています。

利息の天引きに含まれる費用と含まれない費用

利息という言葉を使わずに天引きされた場合でも、その名称にかかわらず利息制限法の制限利率が適用されます。

例えば、礼金、保証料、割引料、手数料、調査料などの名称で天引きが行われた場合でも、借り主が現実に受け取った金額を元本として、利息を計算し直すことになります。

利息に含まれないものとして、印紙代などの契約時に要する費用や債務の弁済に要する費用などがあります。

支払利息が妥当か再チェックしてみよう

上記のように、利息という名称のほかに何かの名称で貸金業者に支払ったお金は、利息分として充当されることに規定されています。利息分が過払いであれば、過払い分は元金に充当されます。

計算のやり直しは、利息制限法による借金総額の見直しをするものですから、
いま一度、過去の支払金額を算定し直してみましょう。